子育てでコーチングを実践するためには、どのようにしたらいいのでしょうか?子育てでコーチングを実践する際は、以下の5つのポイントを抑えておきましょう。
子どもの今の状況を聞く
子どもの現状はどのようなものなのか、「最近はどう?」などの質問をしてみましょう。今の状況をどのように感じているのか、困っていることはどのようなことなのかなど、具体的な質問をしていくことで、子どもの今の状況を確認しましょう。
質問はオープンクエスチョンで行う
コーチングでは質問することが特に重要ですが、質問の方法も大きなポイントとなります。質問する際は「はい」「いいえ」で答えられるような聞き方のクローズドクエスチョンは避けましょう。コーチングでは、「どうしてそう思ったの?」など子どもが自由に答えられるオープンクエスチョンを活用します。答えに制約のない質問をすることによって、子どもは「本当はこう思っていたのかもしれない」と自分の考えに気付くことができます。また、オープンクエスチョンを実践していくことで、これまでより親子のコミュニケーションが増えることがあります。それによって子どもの安心や承認欲求にもつながるので、積極的にオープンクエスチョンを取り入れましょう。
子どもの話を傾聴する
コーチングは質問することと同じくらい、話を聴くことが非常に大切です。コーチングでは「傾聴」します。傾聴というと、何も言わずに話を聴くだけとイメージする方もいます。確かに傾聴する時は子どもの話を途中で止めたり、否定したりしないことがポイントですが、傾聴とは相手に意識を向けて理解しようとすることなので、相槌も交えながら共感の態度を示しましょう。傾聴によって、子どもは安心感を持ちながら質問に答えられます。
目標を明確にしていく
子どもに質問したり、傾聴したりする中で、子ども自身が達成したいことや、こうなりたいと願う姿などを明確にしましょう。目標をはっきりとしたものにしていくために、「今よりもどうなりたいの?」「それはいつまでにできるようになりたいの?」といった質問をします。また、目標を達成した先を見据えたような質問をするのも良いでしょう。例えば、「達成したら何を得られるの?」などです。
具体的な計画を立てる
子どもの目標が分かったら、その目標を達成するための具体的な計画を立てることができます。計画をしっかりと立てられるように、子どもに「まずは何をするの?」「いつまでにするの?」などの質問をすると良いでしょう。